泥団子のような人になりたい

気持ちいいな~太陽さん。

私を照らしながら温かく見守ってくれる。

そよ風も吹いて汗が乾いてく。

 


こんな日が続いたらいいなあ。

 


大変、雨だ!それも大量に!

カラカラに乾いた体に、大粒のしずくがどんどん染み込んでいく。

 


体がふやけて、触れる色んなものがひっついてくる。

やだ。汚い。

 


見るに見かねて、救世主が現れた。

 


体を拭いてくれて、体にまとわりついた汚れを磨いてくれる。

あぁ、なんて幸せなんだ。

 


と、思ったら。

 


今度は猛烈な強風。

 


せっかく綺麗になったのに、砂とかゴミとかひっついてきた。

 


救世主はもういない。。

 


くそう。誰か助けてくれ。

 


助けて欲しくても、誰も近づいてはくれない。

 


小さな男の子が、様子を見にきてくれた。

 


男の子はとっても小さな手で、大きなヨゴレを取り、また磨いてくれた。

 


純粋無垢な彼に、体だけじゃなく心まで、癒された気がした。

 


あれ?周りが騒がしいな。。

何があったんだろう?

 


見られてる?

どうして??

 


男の子がそっと抱いてくれた。

「見て!とっても綺麗なの。」

 


そこにはピカピカに磨かれた、とても綺麗な泥団子があった。

 

 

 

人は、

人に触れれば触れるほど、汚れ、傷付き、傷つけられる。

人に触れれば触れるほど、磨かれ、光りだす。

 


泥団子でも、揉まれて傷付いて、ピカピカに磨かれた泥団子になりたい。